2010年9月22日水曜日

人材の流動化

先日書いた ”無能か無策か” を嘲笑うかの様な円高圧力が飽和しきった絶妙なタイミングでの政府の介入。お見事でした。
やはり、有能な人はいるんでしょうね。政府にいるかは分かりませんが。
私は見事にポジション無しの状態で、買いを入れる暇すらありませんでした。。。


「何故、時間に正確な日本人が、終業時間になっても何時までも会社に留まるのか?」
「何故、日本人は会社の中で議論しないのか?」

国民性とか、学校の教育とか、色々理由はあるのでしょうが、その中で一つ、中々理由として挙げられないのが「辞めさせられたくないから」。明日から来なくても良いって言われたら、自分だって怖いですね。

何故怖いか?
それは、日本は中途入社には厳しいことと、セーフティネットが出来ていないから。

でも、今政府が議論している「正社員化」雇用の安定化とは言えない歪んだ仕組み。
これでは一度雇ってしまったらますます辞めさせられないから、新卒以外は採らない&正社員はなるべく採らない⇒フリーライダーが増える⇒会社が倒産⇒国が税金で補填する⇒国が破綻する、と悪循環になるだけです。

ここで提案です。
2013年以降、会社は「人材流動型」か「人材日本型」を選択する。決め方は、2012年末までに社員投票で決め、半数を超えた方を選択する。それ以降、反対側に変えたい場合は、再度社員投票をする。

これだと、日本の殆どの企業は「人材日本型」を選ぶ事になるでしょう。
でも、先進的な企業は「人材流動型」を選び、強みを持つ人や他の会社に行きたい人がそこに集まります。そして、それが成功例となれば、徐々に「人材流動型」を選ぶ企業も増えるでしょう。(今の日本に進出する魅力があるかは別にして、)外資も参入しやすくなります。
また、「人材日本型」の強みを生かして生き残れれば、それも良いと思います。

10年後の日本はどうなっているのでしょう?