2010年6月19日土曜日

雨ニモアテズ

2000年12月の中日新聞のコラム「中日春秋」に掲載されたものだそうです。
全員が全員そうだとは思いませんし、あってもそういう人が少し増えているだけかもしれません。一つ言える事としては、批判しているだけでは何も変わらないと言う事だと思います。

雨ニモアテズ 風ニモアテズ

雪ニモ 夏ノ暑サニモアテズ

ブヨブヨノ体ニ タクサン着コミ

意欲モナク 体力モナク

イツモブツブツ 不満ヲイッテイル

毎日塾ニ追ワレ テレビニ吸イツイテ 遊バズ

朝カラ アクビヲシ 集会ガアレバ 貧血ヲオコシ

アラユルコトヲ 自分ノタメダケ考エテカエリミズ

作業ハグズグズ 注意散漫スグニアキ ソシテスグ忘レ

リッパナ家ノ 自分ノ部屋ニトジコモッテイテ

東ニ病人アレバ 医者ガ悪イトイイ

西ニ疲レタ母アレバ 養老院ニ行ケトイイ

南ニ死ニソウナ人アレバ 寿命ダトイイ

北ニケンカヤ訴訟(裁判)ガアレバ ナガメテカカワラズ

日照リノトキハ 冷房ヲツケ

ミンナニ 勉強勉強トイワレ

叱ラレモセズ コワイモノモシラズ

コンナ現代ッ子ニ ダレガシタ

物が溢れ、何も無い所から工夫していた頃に比べ、頭を働かせる必要性が失せているのも一因だと思います。「コンナ現代ッ子ニ ダレガシタ」とありますが、明白でしょう。子供だけが悪いって事はあり得ないですね。